【麻雀プロテスト解説してみた】最高位戦 麻雀プロテスト 第43期前期 解説してみた
はい!
ちょっぴりぽっちゃり若ハゲプロ雀士
改め
最高位戦日本プロ麻雀協会所属
第44期後期生 吉元恭平です( ´ ▽ ` )
今回は最高位戦プロテストの解説記事ということで
当ブログのプロテスト対策記事や
タケオしゃんの牌理・牌効率ツール、
こちら→牌効率・牌理ツール~牌効率や牌理の仕組みがバッチリわかる|麻雀の実力がアップする最強無料ツール
などを使用しながら進めていきます!(・∀・)
ではではまずは問題に目を通してみてください!
最高位戦ホームページより
第43期前期プロテスト(問題)
https://saikouisen.com/pdf/protest_43zenkiv1_mondai.pdf
今回の試験全体の流れとしては、
50分
100点満点
問1 ルール確認 15点
問2 漢字書き取り 5点
問3 タイトル保持者等 8点
問4 何待ち 20点
問5 アガリの点数 20点
問6 テンパイチャンス 8点
問7 何種何牌 8点
問8 待ち牌を多くする一打 10点
問9 座順 3点
問10 アガリの点数の計算 3点
となっています。
全体の対策はこちらの記事でご確認ください。
では各問の解説です(・∀・)
目次
- 問1 ルール確認 15点
- 問2 漢字書き取り 5点
- 問3 タイトル保持者等 8点
- 問4 何待ち 20点
- 問5 アガリの点数 20点
- 問6 テンパイチャンス 8点
- 問7 何種何牌 8点
- 問8 待ち牌を多くする一打 10点
- 問9 座位の決定 3点
- 問10 アガリの点数の計算 3点
問1 ルール確認 15点
まずは最高位戦競技規定から出題される
◯✖️問題です。
最高位戦ルールの概要はこちらを参照してください。
競技規定はこちらを参照してください。
https://saikouisen.com/pdf/171211kitei
ルール確認問題の対策はこちらの記事をご覧ください。
各1点で15問、計15点です。
①途中流局は一切ない
→◯
これはルール概要に記載があります。
最高位戦ルールでは、四風連打や九種九牌などの
途中流局を一切採用していません。
カンについても、競技規定にて
5 一局中の開槓数は全体で4つまでとする。
と記載があり、
四槓散了(四槓流れ)の採用もないことがわかります。
②オーラスに限り、親はテンパイやめができる。
→✖️
テンパイやめ、あがりやめは採用していません。
これはルール概要に記載があります。
③テンパイ料は場に3000点である。
→◯
これもルール概要に記載があります。
これは感覚的にもわかりやすいとは思います。
④模打の順序は、模が先で打は後でなければならない。
→◯
競技規定より
第21条 摸打
1 摸打の順序は、摸が先で打は後でなければならない。
2 「摸打の一巡」とは、自己の打牌から次回の自己の取牌直前迄とする。
3 掌中に他の牌を握ったまま摸打をしてはならない。
4 摸打の行為は利き手のみで行うこと。
問題文そのままですね。
2.の「模打の一巡」についても狙われやすいので、
丸暗記しておくといいですね。
⑤裸単騎のノーテン宣言も可能である。
→◯
競技規定 第26条 より
4 聴牌は宣言する事により認められる。
(裸単騎のノーテン宣言も可能)
裸単騎でのノーテン宣言は自由ですが、
自身で白をポンしていての白単騎テンパイなどでは
テンパイにならないのでノーテン宣言になりますね。
⑥リーチ宣言牌に対してロンがあった場合でも供託の1000点は払わなくてはならない。
→✖️
競技規定より
第 35 条 立直(リーチ)
1 リーチは、リーチ宣言牌に対してロンがなければ成立する。
2 リーチ宣言は、「リーチ」と発声し、打牌を横に向けて置く。そして供託棒(リーチ棒)として 千点棒1本を自分の捨て牌と平行に上に少し離して置く。(この3動作は、一連の動作として行わ なければならない。この内1つでも、明らかに欠けていると対局者が認めた場合はリーチ不成立と なる。)
明記はないですが、そもそもリーチは
リーチ宣言牌にロンがなければ成立するので、
それにロンがあれば供託1000点は払わないでしょう。
これは経験や感覚的にわかる問題だと思います。
⑦ロンアガリは放銃者が三家分を1人で払うが、これを三家包という。
→✖️
ロンアガリを1人で払うのは一家包ですね。
ツモアガリを3人で払うのが三家包です。
競技規定 第46条 にも記載があります。
3 ロンアガリは放銃者が三家分を1人で払い(一家包)、ツモアガリは三家が各自の点数分を払う (三家包)。
⑧ノーテンリーチをしてしまっても流局しなければその罰を免れることができる。
→◯
流局しなければ手牌を開かなくてもいいので、
ノーテンリーチはバレませんもんね。
これも感覚的にわかる問題だと思います。
これも含めて、チョンボについての問題は
かなり狙われやすい範囲ですので
競技規定をしっかり確認しておきましょう。
第 55 条 チョンボ
1 正当でないアガリを宣言し、手牌を公開した場合はチョンボとなる。
(ノーテンリーチは流局時チョンボとなる。)
2 競技続行を不可能にした場合はチョンボとなる。
3 正規のアガリであっても、他家が確認する前に崩してアガリを不明にした場合もチョンボとなる。
(裏ドラが不明になった時、山を崩した当事者がチョンボ)
4 チョンボ時に正当なアガリがあれば、その罰を免れる。
5 チョンボ者が複数の場合、全て罰を受ける。
6 チョンボをした者は、親・子にかかわらず、自己のトータルポイントから40ポイントを減算す る。
7 チョンボがあった局は、チョンボ者が親・子にかかわらず、その局をやり直す。(積み棒は増え ない。)
⑨当会競技規定では、打牌に関する制約を設けていない。
→◯
これは競技規定にそのまま記載があります。
第56条 包則
本競技規定では、打牌に対する制約を設けない。
⑩自己の手牌で和了牌が消去されている場合テンパイとして認められない。
→◯
競技規定 第26条 に記載があります。
*聴牌の定義は自己の手牌で和了牌が消去されてない形をいう。
場に出ている牌や他家の副露で消去されていても
自身のテンパイ宣言には関係ないですね。
11 槓ドラは槓子の開示が確認された時点で発生する。
→◯
俗に言う「先めくり」です。
カンの種類に関係なく、槓子の開示が確認されたら
速やかに槓ドラを表示します。
競技規定 第32条 に記載があります。
6 槓ドラは槓子の開示が確認された時点で発生、速やかに槓ドラ表示牌を表示する。搶槓(チャン カン)により槓が成立しない時、槓ドラは表示されない。
なお、槓ドラ含めドラを表示するのは
その山に直対している者(山に一番近い者)です。
カンをした者、サイを投じた者ではないですね。
12 数え役満はある。
→✖️
これはルール概要に記載があります。
最高位戦ルールでは数え役満はありません。
13 25000点持ち30000点返し、順位点は10000点、30000点である。
→✖️
この文章での間違いは一番最初ですね。
最高位戦ルールは30000点持ち30000点返しです。
これについてはルール概要に記載があります。
14 「ツモ」と発生すべき時に「ロン」と発声、またはその逆の発声に関しては立会人より『注意』の上、訂正を認める。
→◯
これは競技規定に記載があります。
第 53 条の2項 発声間違い
「ツモ」と発声すべき時に「ロン」と発声、またはその逆の発声に関しては立会人より『注意』の上、
訂正を認める。「ポン・チー・カン」の発声間違えはアガリ放棄とする。
あまり遭遇しない言い間違えですが、
ツモとロンの言い間違えだけは訂正ができます。
これ以外はアガリ放棄ですけどね。
15 開門(カイメン)場所を間違えた場合、荘家(チャンチャ)が1〜4枚目を取り始める前に発覚、指摘があれば洗牌(シーパイ)からやり直しとする。
→✖️
かなり競技規定を理解していないと難しいです。
第 18 条 開門と配牌
1 1度振りを採用とする。(第5条参照)
2 開門場所を間違えた場合、荘家が5~8枚目を取り始める前に発覚、指摘があれば洗牌からやり 直しとするが、以後は当開門場所および配牌を有効として競技を進行する。
3 親は、対局者全員の配牌が完了した事、ドラが明示され嶺上牌が下ろされている事を確認した後 に第一打を行う。
要は配牌の取り出しの1巡目以内、
親の2回目(5〜8枚目)の取り出し前であれば
洗牌からやり直しとなる、ということです。
問2 漢字書き取り 5点
漢字の書き取り、知識問題です。
1問1点、5問で計5点。
最速で全問正解できるようにしましょう。
この範囲についてはこちらの記事をご覧ください。
解答
①ロン 栄和
②フーテイ 副底
③パオ 包
④カンチャン 嵌張
⑤リンシャンカイホウ 嶺上開花
問3 タイトル保持者等 8点
1問2点、今回は4問なので計8点です。
この問題についてはそのときの最新の情報を
最高位戦のホームページなどで調べてください。
毎年答えが変わるので、
今回の答えを載せる意味はほとんどありません。
この範囲についてもこちらの記事をご覧ください。
問4 何待ち 20点
混一色、清一色の待ち牌問題です。
今回は混一色が1問2点、清一色が1問3点。
それぞれ4問ずつで合計20点です。
得点源となる範囲なので、きっちり点を稼ぎましょう。
この範囲についてはこちらの記事をご覧ください。
① 答え 256
リャンメンの25とシャンポンの26の複合です。
俗に言う「エントツ型」の3面張ですね。
②答え 13456
左から確認すると、
14のリャンメンがまず見つかります。
そして234のメンツを抜き出すと、
4555666の7枚形が残りますね。
これが3456の4面張の形です。
36のリャンメン、4単騎、56シャンポンの
複合形となります。
③答え 35
答えが少ない問題ほど、あれ?って思いますね。
3と5のシャンポンしかないです。
自分に自信を持って回答しましょう。
④答え 35689
ヘッドをどこに置くかで変わりますね。
4をヘッドとしたときの369待ちと
8をヘッドとしたときの58待ちの複合です。
⑤答え 2569
4枚使いの8がヘッドになり得ないので、
8は暗刻として考えます。
5をヘッドとして見てメンツを抜き出すと、
78だけ余るのでリャンメンの69待ち。
6をヘッドとして見てメンツを抜き出すと、
34だけ余るのでリャンメンの25待ちです。
一応、それぞれの筋となる3と8が
待ちにならないことを確認するとなお良いですね。
(8は4枚使いなのでありえませんが。)
⑥答え 3458
まず、7をヘッドとしてのカン4待ちがあります。
一盃口形が見えるので、分かりやすいでしょうか。
次に、455667を抜き出して考えると、
33 6788が残ります。
これは58リャンメンと38のシャンポン、
エントツ型の3面張となります。
これらを合わせて、3458待ちとなります。
筋となる7や39が待ちとならないことは
確認しておくとなお良いですね。
⑦答え 1235789
まず左右から234と678メンツを消すと、
4445666のサンドイッチ形が残ります。
これで34567待ちとなります。
(4と6は4枚使いなので答えからは外します。)
次に、5単騎があるということで、
筋の28を確認するとこれらも単騎待ちとなります。
(4と6を暗刻で抜き出しての
ノベタンノベタンとして理解しても良いですね。)
さらに端牌(1・9)についても確認すると、
それぞれリャンメン待ちとして現れます。
(左右対称形なのでわかりやすいですね。)
以上より
34567、28、19の複合なので
123456789すべてが待ちとなり、
4と6は4枚使いなので答えから外します。
⑧答え 1234678
これもまずは5556777のサンドイッチ形より
45678待ちが出てきます。
(5は4枚使いなので答えからは外します。)
次に右からメンツを抜き出して考えます。
7と5を暗刻として抜き出すと、
2223の4枚形だけ残るので、
143待ちが現れます。
5を暗刻、7をヘッドとして抜き出すと
22234の5枚(2が2枚でも良し)が残るので
2も待ちとして現れます。
以上より、
12345678待ちとなり、
5は4枚使いなので答えからは外します。
問5 アガリの点数 20点
ややこしい符計算を含むアガリ点数の問題です。
1問2点、10問で合計20点です。
この範囲の問題も得点源となりますので、
きっちり全問正解を目指すとともに、
できる限り早く解けるようにしましょう。
この範囲についてはこちらの記事をご覧ください。
①答え 700.1300
役
一盃口 ツモ 2翻
部分符
④暗刻 4符
5暗刻 4符
辺張 2符
連底
副底20 + 部分符10 + ツモ符2 = 32符
切り上げて 40符
2翻40符
子のツモ 700.1300
※平和ツモは20符固定、を利用して
40符ツモは翻数が1つ上の平和を含むツモとして
考えても良いですね。
2翻40符 = 3翻20符(リーチ平和ツモなど)
子のツモ 700.1300
②答え 1600.3200
※画像作成の都合で明カンが加カンになっています
役
混一色(喰い下がり) 役牌(東) 3翻
部分符
發対子 2符
東明カン 16符
嵌張 2符
(注: 六九両面ではなく嵌張の六として見ます!!)
連底
副底20 + 部分符20 + ツモ符2 = 42符
切り上げて 50符
3翻50符
子のツモ 1600.3200
※嵌張として見ることを気づきましょう!!
※七対子は25符固定、を利用して
50符は翻数が1つ上の七対子として
考えても良いですね。
3翻50符 = 4翻25符(リーチツモ七対子など)
子のツモ 1600.3200
③答え 2000
役
役牌(發) 1翻
部分符
1明刻 4符
發暗槓 32符
連底
副底20 + 部分符36 = 56符
切り上げて 60符
1翻60符 = 2翻30符
子のロン 2000
④答え 6400
役
混老頭 七対子 4翻
符
七対子は25符固定
4翻25符(七対子)
子のロン 6400
⑤答え 5200
役
対々和 2翻
部分符
一暗刻 8符
①明槓 16符
九暗槓 32符
二明刻 2符
連底
副底20 + 部分符58 = 78符
切り上げて 80符
2翻80符 = 3翻40符
子のロン 5200
⑥答え 4800
役
連風牌(ダブ東) 2翻
部分符
①暗刻 8符
東明刻 4符
連底
副底20 + 部分符12 + 門前清栄和加符10 = 42符
切り上げて 50符
2翻50符 =3翻25符(リーチ七対子など)
親のロン 4800
※門前清栄和加符を忘れないようにしましょう!
紙面ではほとんどが鳴いた形の問題なので、
たまに門前だと忘れがちになりますよ!
⑦答え 700オール
役
タンヤオ 1翻
部分符
③暗刻 4符
④暗刻 4符
2明刻 2符
連底
副底20 + 部分符10 + ツモ符2 = 32符
切り上げて 40符
1翻40符 = 2翻20符(平和ツモ)
親のツモ 700オール
⑧答え 3400
役
役牌(發) 1翻
部分符
發暗槓 32符
嵌張 2符
連底
副底20 + 部分符34 + 門前清栄和加符10 = 64
切り上げて 70符
1翻70符
親のロン 3400
※またまた門前清栄和加符を忘れないようにしましょう!
しかも今回は暗槓があるので手牌が短いです。
門前であることに気をつけましょう!
※70符の点数は60符と80符の間です。
1翻60符 = 2翻30符 2900 (リーチ平和 など)
1翻80符 = 2翻40符 3900 (リーチタンヤオ など)
これらの間とすれば思い出しやすいですね。
2900と3900の間なので1翻70符(親)は3400です。
⑨答え 8700
役
役牌(發)、役牌(中) 2翻
部分符
東対子 2符 (連風牌4符は採用なし)
⑥明刻 2符
發暗槓 32符
中暗槓 32符
連底
副底20 + 部分符68 = 88符
切り上げて 90符
2翻90符
親のロン 8700
※90符の点数は80符と100符の間です。
2翻 80符 = 3翻40符 7700 (リーチ三色同順など)
2翻100符 = 4翻25符 9600 (七対子ドラドラなど)
これらの間とすれば思い出しやすいですね。
7700と9600の間なので2翻90符(親)は8700です。
⑩答え 2300オール
役
役牌(中)、ツモ 2翻
部分符
⑨暗刻 8符
中暗槓 32符
連底
副底20 + 部分符40 + ツモ符2 = 62符
切り上げて 70符
2翻70符
親のツモ 2300オール
※この問題も、門前でのアガリなので
ツモの「役」を忘れないようにしましょう。
※70符の点数は60符と80符の間です。
2翻60符 = 3翻30符
2000オール (リーチタンヤオツモなど)
2翻80符 = 3翻40符 = 4翻20符
2600オール (リーチタンヤオ平和ツモ など)
これらの間とすれば思い出しやすいですね。
2000オールと2600オールの間なので
2翻70符(親のツモ)は2300オールです。
問6 テンパイチャンス 8点
イーシャンテンの14枚の手牌において、
何を切れば最もテンパイへの受け入れが多くなるか。
というテンパイチャンスの問題です。
1問2点、4問で計8点です。
この範囲の対策はこちらの記事をご覧ください。
①答え 四
中ぶくれの四か、孤立牌の⑦か、四連形の47か、
の三択になるかと思います。
好形になるケースは四を残す方が良かったり、
河の情報などで残す色を判断したりもしますが
今回はテンパイへの受け入れ枚数だけの話なので
索子の4567は4と7の二牌のくっつきであり、
残りの四と⑦を比較すると
四にくっつく牌がすでに少ないことと、
⑦を残すことで⑦周りのくっつきに加え
②を受け入れることができる枚数分、
四切りが正解となります。
②答え 4
七対子もメンツ手も最大の受け入れがある
4切りが正解となります。
一応、筋の牌を切ると同じ枚数にならないかだけは
確認しておくとなお良いですね。
③答え 四六④⑥
七対子しか受け入れのない珍しい問題でした。
七対子ならば、単独牌のどれを切っても同じですね。
④答え 七
一目見たときに、
あ、リャンメンカンチャンだから二切りかな?
と思わせてくるひっかけ問題(?)でした。
萬子部分で比較すると、
二切りの受け入れは三四六七九の5種16枚、
七切りの受け入れは一二四五八の5種17枚です。
差となるのは
二切りで残る七が2枚しか残っていないのに対し
七切りで残る二が3枚残っていることですね。
リャンメンカンチャンだから二だ!
と早合点しないように他の可能性も探しましょう。
問7 何種何牌 8点
イーシャンテンの13枚の手牌において、
テンパイになる牌は何種類で何枚あるか、
という問題です。
1問2点、4問で計8点です。
この範囲の対策はこちらの記事をご覧ください。
①答え 15種47枚
①と⑨はテンパイにならないことだけは
確認すべきでしょうか。
※この問題のように、手牌に含まれる牌が
全てテンパイできる牌の場合は、以下の計算で
枚数を算出できます。
受け入れ牌の種類 × 4 − 13(手牌の枚数)
今回であれば、15種の受け入れがあるので
15 × 4 - 13 = 60 - 13 = 47枚
となります。
②答え 12種37枚
特に解説はないです。
それほど難しくないと思うので、
できるだけ早く解けるように準備しましょう。
③答え 7種23枚
4枚使いの5を暗刻と見るしかないので、
見た目の印象よりも受け入れ枚数は少ないですね。
答えの数字が他に比べてあまりに小さいと、
他にもあるかもと少し自信をなくすかもしれませんが
1つ1つの問題にかかる時間は多くありません。
自信を持って答えられるよう、練習あるのみです。
④答え 31種118枚
これは非常に面白い問題でした。
七対子のイーシャンテンでもあるので、
手牌に含まれない牌は全てテンパイしますね。
ここまでテンパイする牌が多いと、
テンパイしない牌を数える方が早いです。
まず、テンパイしない牌は五六七の3種だけですね。
手牌以外に五六七は合計5枚存在しています。
(索子部分の356は萬子部分を一盃口と見ることで
メンツ手としてテンパイします。)
また、手牌で13枚の牌を使用しているので
テンパイしない牌は合計3種18枚です。
麻雀牌は全部で34種136枚なので、引き算して
テンパイする牌は31種118枚となります。
問8 待ち牌を多くする一打 10点
何かを切ればテンパイする14枚の手牌において
何を切れば最も待ちの枚数が多くなるか、
という問題です。
1問2点、5問で計10点です。
この範囲の対策はこちらの記事をご覧ください。
①答え 三
シンプルにリャンメンにとるだけでした。
四切りで四面張にしてもただの両面より少ない……
感覚と反するかもしれないので、確認しておきましょう。
②答え 14
4切りで高めイッツー……
だとしても今回は枚数だけを考える問題なので、
筋の1はしっかり確認すべきですね。
③答え 5
けっこうややこしい形ですね。
わかりにくければ、全ての牌を頭の中で切ってみて
全てについて枚数をカウントする、という
しらみつぶしも有効ですよ。
(時間に余裕がある場合の方法ですが…)
④答え 3
手牌に含まれる牌の種類が比較的少ないので、
しらみつぶしで数えていく方法が
最も早いかもしれませんね。
また、麻雀自体に慣れている方であれば
自分で切る牌を直感で選ぶと合うことも多いです。
その場合は何通りかだけでも確認すると良いですね。
⑤答え 2
258の筋牌の中でも、2だけが正解となります。
これはきっちり確認しないとなかなか難しいですね。
問9 座位の決定 3点
以下の内容が理解できているかの確認です。
第 14 条 座位の決定
対局者4人が任意の場所に座り、「東・南・西・北」の4牌と「1・2」の2牌(1・2または一・ 二も可能)、計6牌を伏せた状態で洗牌する。その後、横一列に並べる。洗牌して並べた者の対面がサ イコロを振る。出た目の場所が仮東の場所となり、その者がサイコロを振る。
洗牌した6牌を表にして、数牌(1・2または上記可能な牌)の並びをそのままに左右に分け、それ ぞれを左端、右端に置く。
【例】東南12北西 → 1東南北西2
南2西北1東 → 2南西北東1
サイコロの目に該当する者から順に風牌を持っていく(時計の逆回り)。この時、サイコロの目が奇 数なら「1」の方から、偶数なら「2」の方から持っていく。
前記で決定した東の場所に東を引いた者が着座、仮東となる。これ以降、それぞれが引いた風牌の場 所に着座する。
以上の事を当協会の慣習とする。*サイコロ2度振りの場合は、仮東→仮親→起家となる。
文面で理解することはなかなか難しいので、
最高位戦主催の対局に参加する(プロアマリーグなど)
ことが一番オススメです。
この範囲の対策にはこちらの記事をご覧ください。
問題
解答
ア:D、イ:C、ウ:A、 エ:B
解説
まず、Aがサイコロを振って10の目を出します。
これによりAから見て右の位置、Aの下家である
イの位置が仮東となります。
これにより、
イ:東、ウ:南、エ:西、ア:北
が決まります。
(後にそれぞれが引く風牌で座る位置が決まります。)
次にイの位置のBがサイコロを振り7が出ました。
これによりBの対面であるDから牌を取ります。
このとき、洗牌して開いた6牌は
北南西①②東 と並んでいたので、
①北南西東② と並び替え、
7の目が出ているのでDは北から取っていきます。
D→A→B→Cと順に牌を取るので、
D:北、A:南、B:西、C:東
とそれぞれ風牌を取ることになります。
この風牌に従い、先ほど仮東から決めた位置
イ:東、ウ:南、エ:西、ア:北
にそれぞれが座っていきます。
整理しますと、
ア:北:D、イ:東:C、ウ:南:A、エ:西:B
となります。
以上より、
ア:D、イ:C、ウ:A、 エ:B
が答えとなります。
問10 アガリの点数の計算 3点
アガリの点数をただ知識や経験だけでなく、
本来の方法で計算できるかを確認する問題です。
計算法は解答詳細に記載します。
解答例
翻数 3 場ゾロを加えて 3+2=5
符 20+10=30符
基本点 30 × 2の5乗 = 30 × 32 = 960点
アガリ点 960 × 4 = 3840点
切り上げて 3900点
解答詳細
アガリ点数は以下の公式で算出します。
基本点 = 連底 × 2の(翻数+場ゾロ)乗
アガリの点数
子の点数 = 基本点 × 4
親の点数 = 基本点 × 6 (=基本点 × 4 × 1.5)
子の点数は基本点に4を掛けて算出します。
これは子がツモアガリした場合、
他の子は基本点通り(切り上げする)点数を支払うが、
親は子の倍、つまり 基本点×2 を支払うので、
受け取る点数は 基本点 × (1+1+2) = 基本点×4
となるからです。
ロンアガリの場合は一家包により、
この基本点×4 を放銃者が全て払うことになります。
親の場合は子の1.5倍の点数になるので、
子の点数×1.5 = 基本点 ×4 ×1.5 = 基本点 × 6
として理解しても良いですね。
基本点については、
連底 = 副底 + 門前清栄和加符 + 部分符 + ツモ符
(1の位を切り上げる) を計算し、
それに2の(翻数 +場ゾロ)乗 を掛け算します。
場ゾロは2です。
今回の問題で計算すると、
副底 20符
門前清栄和加符 10符
連底 20+10=30符
アガリ役は 平和、三色同順 で 3翻。
場ゾロを加えて 3+2=5翻。
基本点は
30× 2の5乗 = 30 × 16 = 960点
子のアガリ点数は基本点 × 4 なので
960 × 4 = 3840点
10の位を切り上げて 3900点 となります。
はい!お疲れ様でした!!
なかなか難しい問題も多いですが
たくさんたくさん勉強して
是非是非プロ雀士を目指してみてください!
そしてもしよければ最高位戦でお待ちしています^_^
復習用に目次の再掲です!
- 問1 ルール確認 15点
- 問2 漢字書き取り 5点
- 問3 タイトル保持者等 8点
- 問4 何待ち 20点
- 問5 アガリの点数 20点
- 問6 テンパイチャンス 8点
- 問7 何種何牌 8点
- 問8 待ち牌を多くする一打 10点
- 問9 座位の決定 3点
- 問10 アガリの点数の計算 3点
文面ではなかなか伝え切れないことも多いので
もっとしっかり勉強したい!という人向けには
最高位戦アカデミーというのもあります!!
最高位戦のプロが講師となって
プロテスト対策の授業、講義をしてくれます!
これもぜひ調べてみてください(((o(*゚▽゚*)o)))
ではでは〜〜