最高位戦:麻雀プロテスト④待ち牌問題-1 多面張解析
はい!
ちょっぴりぽっちゃり若ハゲプロ雀士
改め、
最高位戦日本プロ麻雀協会所属、
第44期後期入会 吉元恭平 です。
本記事は、
最高位戦プロテストの受験を考えている、
また、プロになるためになにするの?
など、少しでもプロに興味がある方に
向けての筆記試験対策記事です。
少しでもプロに興味を持ってもらい、
少しでも最高位戦に興味を持ってもらい、
業界が、最高位戦が盛り上がればいいなと
そんな思いで書いております。
そんな試験対策記事第4弾は
待ち牌問題その1(・ω・)ノ
多面張について!!
試験問題を解く前に、ある程度
多面張の形を覚えよう!
という目的の記事です(・ω・)ノ
あ、先に断りを入れておきますと、
多面張の解析となりますので、
プロテスト受験を考えている方にとっては
かなり簡単な内容かもしれません。
本記事は実際のテスト問題の解説ではないので、
そのつもりでお読みください。
おそらく、面白くはないです( ゚д゚)笑
そして長いです笑
また、私はもともと塾の先生をしていまして、
黒板を使っての授業を専門としていました。
なので他のブログやHPなどでよくあるような、
絵、図柄を使っての解説は行いません。
ほぼ全て、ピンズ表記(①〜⑨)を用いての
文面での記載で進めていきます。
わかりにくいかもしれませんが、
絵や図柄を使用しての解説は
調べれば山ほど出てきますので( ゚д゚)
これは私のポリシーと捉えてください( ゚д゚)
さて!では本題です(・ω・)ノ
三面張、四面張、五面張待ちの形を
使用する牌の数順で列挙していきます!!
三面張の形(13種類)
1、端牌を含まない刻子+隣の牌
例えば、④④④⑤ のような形。
4枚で構成する待ちとしては最大枚数です。
④を刻子で見たときの⑤単騎 ④④④ ⑤ と、
④ヘッドに見たときの③⑥両面 ④④ ④⑤ です。
刻子が出てくると、それを刻子で見るのか
ヘッドで見るのかで待ちが変化することがあります。
かなりよく出るポイントです(・ω・)ノ
2、端牌を含まない5連続形
②③④⑤⑥ の①④⑦待ち、
③④⑤⑥⑦ の②⑤⑧待ち、
④⑤⑥⑦⑧ の③⑥⑨待ちがあたります。
これはよく出る形ですね( ̄▽ ̄)
①②③④⑤など、5連続に端牌があると
三面張にはなりませんね。
3、7連続形
①②③④⑤⑥⑦ の①④⑦待ち、
②③④⑤⑥⑦⑧ の②⑤⑧待ち、
③④⑤⑥⑦⑧⑨ の③⑥⑨待ちです。
それぞれが単騎待ち、とすると見やすいかと。
ノベタン+ノベタンの理解でもいいですね。
4、6連続+真ん中の牌
例えば、
②③④④⑤⑥⑦、②③④⑤⑤⑥⑦
のような形。
②③④④⑤⑥⑦ は、①④⑦待ち。
④をヘッドと見た①④の両面待ち、
(②③ ④④⑤⑥⑦ での①④)
と、
②③④を順子と見た④⑦のノベタンの複合です。
(②③④ ④⑤⑥⑦ での④⑦)
同様に、②③④⑤⑤⑥⑦ は ②⑤⑧待ち。
②⑤は⑤を順子と見たノベタン、
⑤⑧は⑤をヘッドと見た両面です。
2枚ある部分を、
ヘッドと見るか順子と見るかで
形が変わりますね。
5、刻子+1つ飛ばして4連続形
例えば、②②②④⑤⑥⑦ のような形。
②を刻子と見ての④⑦ノベタン
(②②② ④⑤⑥⑦) と、
②をヘッドと見ての③嵌張待ち
(②② ② ④ ⑤⑥⑦) です。
これも刻子の見方がポイントで、
刻子と見るかヘッドと見るかで
形が変わります(・ω・)ノ
6、順子の端が刻子+他の対子
例えば、②③④④④東東 のような形。
3枚ある④を刻子として見ると、
②③ ④④④ 東東 で①④両面待ち、
3枚ある④をヘッドとして見ると、
②③④ ④④ 東東 で④東のシャンポン待ちです。
よく出てきますね、刻子の見方です(・ω・)ノ
刻子と見るかヘッドと見るかで形が変わります。
刻子の見方を変えてみる、です(・ω・)ノ
※ちなみにこの形は、エントツ型と呼ばれます。
7、刻子+刻子に連続した中ぶくれ
例えば、④④④⑤⑥⑥⑦ のような形。
これもよく出るポイント、刻子の見方です。
④を刻子と見ると⑥の単騎待ち(嵌張)、
(④④④ ⑤⑥⑥⑦ の中ぶくれ⑥単騎)
④をヘッドと見ると⑤⑧の両面待ちです。
(④④ ④⑤⑥ ⑥⑦ の⑤⑧両面)
刻子の見方で形が変わることは頻出ですね(・ω・)ノ
刻子は見方を変えてみる、です(・ω・)ノ
8、刻子+間+刻子
例えば ①①①③⑤⑤⑤ のような形。
これは②③④待ちです。
本当によく出てきます、
刻子の見方です(・ω・)ノ
①と⑤をどちらも刻子と見ると、③の単騎待ち、
(①①① ③ ⑤⑤⑤ 見たまんまですね)
①をヘッドと見ると、②の嵌張待ち、
(①① ① ③ ⑤⑤⑤ ですね)
⑤をヘッドと見ると、④の嵌張待ちです。
(①①① ③ ⑤ ⑤⑤ ですね)
嵌張+単騎+嵌張の待ちとなりますね。
刻子がでてきたら見方を確認!(・ω・)ノ
刻子は見方を変えてみる、です(・ω・)ノ
頻出すぎてそろそろ慣れてきたでしょう。
9、一盃口+真ん中の牌
例えば、⑤⑤⑥⑥⑥⑦⑦ のような形。
やっぱり3枚ある⑥の見方がポイントです。
刻子は見方を変えてみる、です(・ω・)ノ
⑥を刻子として見ると、⑤⑦のシャンポン待ち、
(⑤⑤ ⑥⑥⑥ ⑦⑦ でシャンポン待ち)
⑥をヘッドとして見ると、⑥の嵌張待ちです。
(⑤⑤⑥⑦⑦ ⑥⑥ と分けてみると分かりやすいけど、
分けてしまうと⑤⑦シャンポンを見逃すので
実戦では分けないようにしましょう)
10、順子の端が対子と槓子
例えば、②②③④④④④ の形。
本記事初の4枚使い!!(・ω・)ノ
4枚使いが出てくると、刻子と同じく
ヘッドと見れるか、他の見方はあるか
を考えていくと良いです。
④をヘッドと見ると、
②②③④④ ④④ で③の嵌張待ち。
④を刻子と見ると、②がヘッドとなり
②② ③④ ④④④ で②⑤の両面待ちですね。
槓子の見方で形が変わります(・ω・)ノ
これも頻出なので気をつけましょう。
11、対子4連続形+連続しない他の対子
例えば、⑤⑤⑥⑥⑦⑦⑧⑧東東 のような形。
左から⑤⑥⑦の一盃口と見ると
⑧と東のシャンポン待ちとなり、
(⑤⑤⑥⑥⑦⑦ ⑧⑧ 東東 のシャンポン待ち)
右から⑧⑦⑥の一盃口と見ると、
⑤と東のシャンポン待ちとなります。
(⑤⑤ ⑥⑥⑦⑦⑧⑧ 東東 のシャンポン待ち)
※5連続対子は4面待ちになります。
12、一盃口の真ん中と片端が刻子+他の対子
タイトルが長すぎますね( ゚д゚)笑
例えば、
②②③③③④④④東東 のような形。
シャンポンと両面の複合です。
やっぱり刻子の見方です(・ω・)ノ
③と④をどちらも刻子と見ると、
②② ③③③ ④④④ 東東 となり
②と東のシャンポン待ちです。
②③④を一盃口として見ると
②②③③④④ ③④ 東東 となり
②⑤の両面待ちです。
刻子は見方を変えてみる、です(・ω・)ノ
13、5抜けの9連番で端牌が刻子
①①①②③④⑥⑦⑧⑨
もしくは
①②③④⑥⑦⑧⑨⑨⑨
の形です。
もうわかりますか?
刻子は見方を変えてみる、です(・ω・)ノ
①①①②③④⑥⑦⑧⑨ は、
3枚ある ①をヘッドと見た⑤の嵌張待ち一気通貫。
(①① ①②③ ④ ⑥ ⑦⑧⑨ です。)
3枚ある①を刻子と見た⑥⑨のノベタン待ちです。
(①①① ②③④ ⑥⑦⑧⑨ です。)
①②③④⑥⑦⑧⑨⑨⑨ も同様に、
⑨をヘッドと見た⑤の嵌張待ち一気通貫か、
⑨を刻子と見たの①④ノベタン待ちです。
刻子は見方を変えてみる(・ω・)ノ
今記事のポイントですね!
四面張の形(6種類)
1、4連続形で端から刻子、対子
例えば、
②③④④⑤⑤⑤
反対側なら
②②②③③④⑤
のような形。
両面待ちが複合している形です。
さぁ、四面張でもでてきましたよ!
刻子は見方を変えてみる、です(・ω・)ノ
②③④④⑤⑤⑤ の形は、
⑤をヘッドと見ると ②③④ が確定するので
残る④⑤の両面で ③⑥待ちです。
(②③④ ④⑤ ⑤⑤ と分けると見やすいです)
⑤を刻子と見ると④がヘッドになるので
残る②③の両面で ①④待ちです。
(②③ ④④ ⑤⑤⑤ と分けると見やすいです)
②②②③③④⑤ も同様に、
②をヘッドと見ての ②③両面で ①④待ち、
②を 刻子 と見ての ④⑤両面で ③⑥待ちですね。
2、5連続形の2番目か4番目が刻子
例えば、
②③③③④⑤⑥
や
②③④⑤⑤⑤⑥
のような形。
刻子の隣の1枚が単騎待ちになるのは
見えやすいのではないでしょうか。
②③③③④⑤⑥ の形は、
3枚ある③を刻子と見た時の ②単騎待ち、
(② ③③③ ④⑤⑥ これはわかりやすいですね)
3枚ある③をヘッドと見た時の5連続形三面張です。
(②③④⑤⑥ ③③ とヘッドを分けて ①④⑦待ち)
②③④⑤⑤⑤⑥ も同様に、
3枚ある⑤を刻子と見ての ⑥単騎待ち、
3枚ある⑤をヘッドと見ての ①④⑦の三面張です。
やっぱりこの一言です。
刻子は見方を変えてみる、です(・ω・)ノ
3、3連続形の端が対子、真ん中が槓子
例えば、⑤⑤⑥⑥⑥⑥⑦ のような形。
4枚使いが四面張でもでてきましたね。
考え方のポイントはこれまでと変わりません。
槓子は見方を変えてみる、です(・ω・)ノ
4枚ある⑥を刻子と見ると、⑤がヘッドになって
⑤⑤ ⑥⑥⑥ ⑥⑦ と分けれますので、
⑥⑦の両面で ⑤⑧待ち。
4枚ある⑥をヘッドと見ると、
⑥⑥ ⑤⑤⑥⑥⑦ と分けれますので、
⑤⑥の両面で ④⑦待ちですね。
両面待ちの複合系です。
4枚使いはかなり見にくくなりますが、
刻子やヘッドとして抜き出してみましょう。
4、一盃口の端が刻子
例えば、①①①②②③③ のような形。
もうポイントは分かりますでしょうか。
刻子は見方を変えてみる、です(・ω・)ノ
3枚ある①をヘッドと見ると、
①① ①②②③③ と分けれますので
②③両面で ①④待ち。
3枚ある①を刻子と見ると、
①①① ②② ③③ と分けれますので、
②と③のシャンポン待ちです。
両面とシャンポンの複合形ですね。
両面で取れると高め一盃口であったり、
他に刻子があれば高め三暗刻もあったりと、
どこをツモるかで打点が変化するのも面白いです。
5、刻子の連続+それに連続する1枚
例えば、⑥⑥⑥⑦⑦⑦⑧ のような形。
刻子が2つありますね。
2つの刻子をそのまま刻子として見ると、
⑥⑥⑥ ⑦⑦⑦ ⑧ として ⑧単騎が見えます。
次に、⑦をヘッドとして見てみると、
⑥⑥⑥ ⑦⑧ ⑦⑦ で⑦⑧両面の ⑥⑨待ちです。
さらに3枚ある⑥と⑦を2枚ずつ抜き出すと
⑥⑦⑧ ⑥⑥ ⑦⑦ で⑥⑦のシャンポン待ち。
3枚ある⑥と⑦を順子で使っていますね。
まとめますと、⑥⑥⑥⑦⑦⑦⑧ は
⑧単騎と⑥⑨両面と⑥⑦シャンポンの複合で
⑥⑦⑧⑨待ちとなります。
刻子は見方を変えてみる、です(・ω・)ノ
ヘッドなのか刻子なのか順子なのか。
丁寧に確認していきましょう。
6、端牌の刻子+逆端からの7連続形
①①① ③④⑤⑥⑦⑧⑨
もしくは
①②③④⑤⑥⑦ ⑨⑨⑨
の形です。
嵌張とノベタンノベタンの複合です。
①①① ③④⑤⑥⑦⑧⑨
の形は、②③⑥⑨待ちになりますね。
3枚ある①をヘッドで見ますと、
①① ① ③ ④⑤⑥ ⑦⑧⑨ となり②の嵌張待ち、
3枚ある①を刻子で見ますと、
①①① ③④⑤⑥⑦⑧⑨ となり、
ノベタン+ノベタンの③⑥⑨待ちです。
①②③④⑤⑥⑦ ⑨⑨⑨
も同様に、①④⑦⑧待ちです。
3枚ある⑨を刻子で見て、
ノベタンノベタンで①④⑦待ち。
3枚ある⑨をヘッドで見て、
嵌張で⑧待ちとなります。
四面張の最後までこの一言です。
刻子は見方を変えてみる、です(・ω・)ノ
五面張の形(2種類)
1、ノベタン+刻子
例えば、③④⑤⑥⑦⑦⑦ のような形。
もうおなじみですね。
刻子は見方を変えてみる、です(・ω・)ノ
3枚ある⑦をヘッドと見ると、
③④⑤⑥⑦ ⑦⑦ で ②⑤⑧の三面張。
3枚ある⑦を刻子と見ると、
③④⑤⑥ ⑦⑦⑦ で③⑥のノベタンです。
単純ですが、五面張。
見逃さないようにしましょう!
2、刻子+1枚+刻子の連続形
通称、サンドイッチ型。
例えば、②②②③④④④ のような形。
最後の最後までこの一言。
刻子は見方を変えてみる、です(・ω・)ノ
3枚ある②と④の見方を変えていきます。
まず②を刻子、④も刻子と見ると
②②② ③ ④④④ で③単騎。
次に②はヘッド、④は刻子で見ると
②② ②③ ④④④ で両面の①④待ち。
次は②は刻子、④をヘッドで見ると
②②② ③④ ④④ で両面の②⑤待ち。
また、②をヘッド、④もヘッドで見ると
②② ②③④ ④④ で②と④のシャンポンです。
待ちが被るところもありますが、
②②②③④④④ は ①②③④⑤待ち。
サンドイッチ型はその周辺すべてが待ち
となります。わかりやすい。
以上、
三面張13種類、
四面張 6種類、
五面張 2種類。
計21種の多面張解析でした(/・ω・)/
形を見てすぐ分かるようになれば、
テストを解くときの時間短縮、正答率向上、
実践での見逃し防止にも役立つでしょう!
ではでは本記事はこれで終了です。
長丁場お疲れ様でした!
次は実際の過去問を用いての
解説記事の予定です(/・ω・)/
☆プロテスト記事のまとめです。
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